結果的には、カードのみが入っているポケットが開けられた段階で気づいたため、
何も盗まれずに、お金も取られずに終わりました。
ただ、カード情報を盗み取られた可能性を考え、万が一ということで、クレジットカードを再発行しました。
いやー、、スリに遭ったショックは大きかったです。
相手は本当にプロだった。
良い人もいっぱいいるであろう、イタリア。
わずかな滞在ですが、親切な方もいて、助けてもらったり、お話ししたり、一緒に写真撮ったりとしていて、
油断していました。
敵ながらあっぱれという気持ちと、
油断していた自分の情けなさに、しばらく落ち込んでました。。
どんな相手だった?場所は?
・相手は、女子中~高校生ぐらいの二人組(もしかして大人のグルがいたのかもですが。)
・場所は、ローマ・テルミニ駅の地下鉄電車内(満員電車)
・その時の持ち物は、
私:ショルダーバックと、首から下げるタイプのパスポート兼カードケース(以降、貴重品ケースとします)
主人:前掛けカバンと、同じく首から下げるタイプの貴重品ケース
そのときの状況
スーパー(イタリー)に行って、お土産を買ってほくほくしながら、一旦ホテルに帰宅してきた私たち。
時間は、午後4~5時ぐらい。
このあとの予定は、午後7時半にレストランを予約していたので、
その間に、イルビゾンテなどでお買い物をするつもりでした。
ホテルで荷物を降ろして、さあ行こう!
ホテルは、ローマ・テルミニ駅の付近にあって、(そこも治安悪いので要注意ですが。。)
イルビゾンテは、2駅離れたところにあるため、地下鉄で行くことに。
貴重品ケースは、二人とも普段から衣類の中に入れていますが、
この時は地下鉄で切符を買うため、そのケースを取り出し、カード決済で切符を購入。
「あ、もう電車出発する!」というところだったので、急いで乗り込みました。
そのため、その貴重品ケースを衣類には入れる暇がなく、そのまま手でぎゅっと持ってました。
乗り込んだ電車は満員電車。
(満員電車だ、気をつけなきゃ)って思ってました。思っていたのに。
乗車したときから、なんだかやたら騒がしい。
「?」と思いつつ、その騒がしい人たちを横目で見ると、中~高校生ぐらいの化粧濃いめの女の子が2人。
見ると、私たちに話しかけているようでした。
「やばいやばい!この電車どっち方面!?」と、焦った表情で、
教えてほしいと言わんばかりに、電車のドアの上の路線図を指さされました。
(え?私。。?)と思いながらも、「こっち方面だよ」と左に指をさしました。
「うそ!私たち、逆の駅に行きたいのに!うそ!どうしよう!」と焦りまくる女の子達。
(そんなに焦らなくても、降りて反対ホームに乗ればいいだけでは。。)と思いましたが、
「女の子」と呼べるぐらい幼くみえたため、(慣れていないのかな、助けてあげなきゃ。)と思うように。
主人も一緒になって、助けようとします。
「xxxx駅で降りたいんだけど、どこにある?」など、質問を立て続けにされ、
電車のドアの上の路線図を見ながら、私もxxxx駅を探していました。
そしたら、付近にいた男性に「カバンが開いてる。降りた方がいい。」と声をかけられました。
、、え?え!!!!!
手で握りしめていた貴重品ケース、外ポケットがいくつかあるのですが、
そのうちの一か所、手で触れていないポケットがなんと開いている。。。!
開いていたポケットは、カードを入れていたところでした。
ぱっと見てカードはあるけど、複数枚所持していたので、
その時は盗まれたか盗まれていないか、わかりませんでした。
主人は、貴重品ケースは服の中に入れていたため、問題なかったのですが、
前掛けカバンのチャックが開けられていました。
ただ、前掛けカバンには折り畳み傘しか入っていなかったので、セーフ。
つまり、電車のドアの上の路線図を見せて目線をそらせ、その間にカバンを漁る、という手口だったのです。
私達が気づいた瞬間、急に静かになる女の子2人。
すると、車両が一気にシーンとなったのを覚えています。(怖い)
「とりあえず次の駅で降りよう」と冷静の主人。パニックの私。
パニックながら、この場で貴重品をあけ、中身を確認するのは危険だと思ったので、
途中の駅で降りて、落ち着いたところで、確認することに。
電車を降りるとき、その中~高校生ぐらいの女の子たちに「バーーカ」って言われました。日本語で。
悔しい、、けど、その通り。。
降りて、ホームの隅っこで、私が中身を確認している間、主人が怪しい人がいないか周りを見ていてくれたのですが、
なんと、さっきの中~高校生ぐらいの女の子2人組を発見。
主人曰く、こっちを見つつ、反対ホームに行き、私たちような観光客に近づいていたとのこと。
おそらくこの周辺でターゲットを探しているんでしょうね。。
結果、何も取られておらず、カードも無事、
念のため他のポケットも確認し、わずかな現金とパスポート、ケータイも入っていたのですが、無事でした。
(現金、パスポート、ケータイが入っている大きなポケットは手で押さえていた)
チャックを開けられただけで、カードを取られる前に気づいたのでしょうか。。
カード情報だけ抜き取られた可能性もなくはなかったので、その後クレジットカード会社に電話してカードを止めました。
どうしていれば良かった?実際に被害にあってみての対策3つ
① 貴重品が入っているカバンやケースは、どんな状況でも服の中にしまい、
外ポケットに貴重なものは入れないようにしよう。
服の中に入れるのって、ちょっと面倒だったりしますよね。
ケータイやカードやら入っていたりすると、すぐにまた取り出すし、
「今はしっかり手に持っていればいいかな」ってなります。
けれど、はたから見れば、思いっきり「大事なものが入っています」とわかるので、
手に持って歩くのは危険です。
あと、外ポケットに貴重なものを入れるのも、NGです。
手でしっかり持っているつもりでも、スキだらけだったりします。
➁ 電車に急いで乗り込まないこと。
急いで良いことはあまりないですね。
ちゃんと財布などの貴重品はきちんとしまって、身なりを整えてから、乗りましょう。
③ 話しかけてくる人には、基本的に断ろう。
話しかけてくる人や、困っている人には、応えてあげたくなってしまう優しい(易しい)日本人は、狙われやすいです。
大人ではなくて、子供であっても、「NO!」とハッキリ言いましょう。
スリに遭った中でもよかったなと思う行動3つ
① 主人は、服の中に貴重品を入れていた。
パートナーが被害に遭っていなくてよかったです。
グループに誰かひとり冷静な人がいた方が、被害に遭った後の対応がスムーズだったり、二次被害に遭いにくいと思います。
➁ 被害に遭ったその場で貴重品を確認せず、落ち着いた場所で確認した。
被害に遭った直後、何を盗まれたかすぐ確認したくなるのですが、
二次被害に遭う可能性があるので、
人ごみや、スリ集団がいる近くで、貴重品を広げない方が絶対良いなと思いました。
速やかにその場を離れましたが、スリ集団にチラチラ見られましたし。
③ クレジットカードは複数所持し、主人と分散して所持していた。
また、海外のATMで現金を引き出せるか、前もって確認していた。
今回、念のためクレジットカードを止めましたが、
そのカードしかなかったら、そのあとの旅行に困っていたと思います。
なので、基本的なことですが、クレジットカードは複数、かつ分散して所持しておいて良かったです。
また、カードが使えなかった場合を想定して、海外のATMで現金を引き出せるように事前に設定しておいたので、
クレカを止める前に現金を引き出すという手段もありました。
色々想定しておくと、焦らなくて済みますね。
最後に
スリに遭遇したのは、ローマ最終日で、次の日は、飛行機でエジプトに行く予定でした。
この時にパスポートとか取られていたら、もっと大変だったと思います。
無事、イルビゾンテまでたどり着けて良かった。(笑)
皆さんも気をつけましょう!